quiverの日記

アニメ、漫画、音楽

原作のラムは「男」

ようやく分かった。
うる星やつら(原作、後半)のラムは「男」。悪気の無い性格も考え方もストレートな行動も趣向もみーんな男。だから男性の読者は、彼女の行動パターンの予想が付く。それで安心して読めていた。
一方、女は蘭。女性のいやらしいところは全て蘭に押し付けている。性格の裏表、「ぶりっ子」、打算、全部、蘭に背負わせている。
ところが、アニメ版ではラムも女性的になってしまっているので、原作にハマッて居る人は、受け入れられない場合が多いのだと思う。実際、アニメは打ち切りになったし。
比較対象として、セーラームーンはどうだろう。これもアニメ版では、うる星やつら以上にギャグが満載されているが、根っこの部分は改変されていない。原作もアニメも、どちらを見てもうさぎは確かに「愛の戦士」なんだという感を受ける。