quiverの日記

アニメ、漫画、音楽

キャンディキャンディの仏語版Manga、名場面

深夜に、酔っぱらって喧嘩をして大怪我をしたテリーが窓から転がり込んで来る場面。アニメでも原作でも第一の名場面。特に原作はカラーグラビアである。

Terry, je vais aller dans une pharmacie dehors.
≪Ne fais pas ca! Et laisse moi tranqille!≫
Je ne peux pas laisser quelq'un qui est couvert de sang. Tu as de la chance que je ne sois pas une fille qui perd conscience en voyant du sang.

キャンディ「血まみれの人をほおっておけますか!私が血を見て気絶するようなレディーでなくて良かったわね」と、接続法で言い残して町へ出て行く。そうして、ロンドンの街中で懐かしいアルバートさんに再会するのである。
残念ながらこの場面の前の部分で誤訳がある。キャンディが、怪我をしたテリーの腕にきつく布を巻きながら、やり取りする場面:

T'as deja oublie ce que tu avais di toi-meme?
≪J'espere que tu n'es pas en train de te venger de moi, Mlle Tarzan.≫
Tais-toi un peu! Laisse-moi te soigner.

なんだかちょっとおかしい。日本語では、

けが人のくせに贅沢言うもんじゃないわよ。
『日頃の恨みを晴らそうって言うンじゃないだろうねターザンレディ』
あたしはターザンそばかすよ。自分で付けておいて間違えないで

であり、23ページほど前の「にせポニーの丘」でのテリーとのやり取り「ターザンガールもレディーそばかすも、どっちもしまりがないなぁ、どうだい、ターザンそばかすってのは」というテリーのセリフから来ている。
どうして仏訳でおかしくなってしまったのだろう、、、。英訳版でもおかしいのであるが、どちらが先に訳されたかは不明なので何とも言えない。