何が恐ろしいって、他の歌手が不要と思えるほど、いろいろな歌を歌いこなすから。
なごり雪、みずいろの手紙、いい日旅立ち、シクラメンのかほり、太陽がくれた季節、冬のリヴィエラ、2、水色の雨、22才の別れ、長崎は今日も雨だった、森を駈ける恋人たち、二十二才の別れ、小指の想い出、襟裳岬、2、聖母たちのララバイ、二十才前。
最後の「二十才前」森昌子バージョンは特に驚いた。岩崎宏美以上の歌いこなしなどあるわけないと思い込んでいたけれど、森昌子の唄う「二十才前」を聞いてイントロ部分の歌詞の持つ「意味」が初めてようやくわかった。
もちろん、当時「二十才前」がヒットしたのは、ヒロリン流にさわやかに歌ったからなのだろうけれど、、、。
※しかし、ハズしている例もあったのでメモしておく。天才も失敗することがあるのだなぁ!。わたしの青い鳥、横須賀ストーリー。失敗は「何を目指しているのかわからない」ところ。でもそんな森田さん、大いに素敵です。
【後記】ハズしている例は、中三トリオの歌であった。意図的にハズした(=流した)のであろうか。同じ山口百恵の歌でも、いい日旅立ちはまっとうに歌っている。しかし、これは、森昌子が普通に歌っても違和感がないので比較にならない。