59'S 日々是口実(広尾晃)さんのサイト:
役に立たない「名文」を書き続けた内田百間
世の中の役に立つような文章は何一つ書かなかったと言って良い。
百間はその死後、一時期忘れ去られた作家だ。鈴木清順監督の映画『ツィゴイネルワイゼン』(ATG)の原作となった「サラサーテの盤」が注目されたのがきっかけで、1980年代後半になって見直された。
旺文社から内田百間文庫が刊行され、ブームとなった。
なるほど、映画で注目されて旺文社文庫が出たのか、確かに1985〜1986頃に買った記憶がある。ただ、文庫の奥付を見ると1983年12月初版となっている。
旺文社文庫の第五巻だけ買いそびれている、、、、