quiverの日記

アニメ、漫画、音楽

ラムは絶対に見放さない

うる星やつらのラムがあたる君を見放さない話

  • 母子断絶火事模様!!=その2=(コミックス16巻4話(初出1982、52号、小学館文庫版9巻5話)、La mamon pompier et son fils incendiaire - partie 2
  • 愛LOVEダーリンの危機!!(コミックス16巻5話(初出1983、1/2号、小学館文庫版9巻6話)、Darling, mon amour... Je te sauerai!

最初の話はあたるが縛り付けられた大木を豪快に引き抜き倒して校舎を破壊する話である。一瞬、それで大団円で、最後に校長が停学をお言い渡してオチもついている。しかし、よく見ると、テンによって火を放たれた大木に縛り付けられたあたるを助けようと、ラムが必死に飛んで行く絵がとても小さく描かれているのだ。

ラムの設定を見ているとどういう状況でもあたる君を見放さないので、何だか、これが宗教で言う救い、なのかな、と言う気がしてくる。
そういうわけで、いくら傑作と言われようと、最後に救いのない短編は見たくないのだ。読後の落ち込み、絶望感に耐えられない。高橋留美子先生ごめんなさい。