quiverの日記

アニメ、漫画、音楽

大杉久美子さんが昭和四十年代に連れて行ってくれる

アーリーイヤーズアンソロジーが届いた。紙ジャケットCD。
思いっ切り昭和。一曲目なんかは美空ひばりの子供時代みたい。
言葉も、曲も、アレンジも、みんな昭和。さすがにヨナ抜きではないけれど、ここ来るぞと思うと、左右から思った通りの合いの手のアレンジが入る。そして、安心して聞ける大杉さんの歌声。


いくらアニソンの女王とは言え、アニソンとは無関係の、そして残念ながら当時ヒットしなかった歌謡曲が今頃売れるのだろうか、と思ったけれど、CDを聞いてみて販売会社の目算がわかったような気がする。
大杉久美子さんのファンは結局、小学生から高校生にかけて、名作アニメを見て育ったわけで、彼らがさらにもう少し小さかった頃がちょうど、昭和30〜40年代、つまり、このアーリーイヤーズアンソロージーの時代に相当するのではないだろうか。その頃へ、懐かしい懐かしい子供時代へ、大杉さんが安心して連れて行ってくれる、と言うわけだ。