quiverの日記

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ツヴァイクの「マリーアントワネット」

東大文学部のドイツ語学科の先生が学科紹介の中の一文で紹介されていた:

ツヴァイク(1881-1942)はウィーン生まれのユダヤ系作家。日本では現在それほど読まれても研究されてもおらず、もっぱら「ベルばら」の元ネタと言われる評伝『マリー・アントワネット』で知られている。

以前、「フランス革命の女たち 池田理代子/著」を読んだ際に、一緒にシュテファン・ツヴァイクの本も買って、一気に読み通した記憶がある。ツヴァイクの評伝の要点は、「マリー・アントワネットは決して贅沢を恨まれて処刑されたのではない」と言うことだった。
では何を恨まれたかと言うと、「外患誘致」である。兄のレオポルト2世(次男)とヨーゼフ2世(長男、神聖ローマ帝国オーストリア)に援軍を要請したからである。当時の絶対王政下では、国家とは国王のことだったのだから当然であろう。
 
 
さらに、上の短文ではツヴァイクの著作について、ジョゼフ・フーシェ や、カルヴァンとたたかうカステリオン(カルヴァンは屑だという話)なども紹介されている。