楽天で、新品のDVDが意外と安かったので、つい購入。
1983年の映画版。 フランチェスコ・ロージ監督が、日本の「能」の美学を取り入れて作ったとか、どこかで読んだことがある。
ホセとミカエラが再開する場面、スクロマドネ~ジュヴルドンヌレ~の辺りで、動きが止まった様子が、確かに能舞台でのシテ・ワキの掛け合いに似ている気がする。
ホセは、プラシドドミンゴ、ミカエラは、フェイス・エシャム。彼女は1948年生まれなので、映画撮影時には35歳の、れっきとした「おばさん」のはずなのだが、その事実を知らなければ相当かわいい。
この映画だけ見ると、どうしてホセがミカエラをふってカルメンになびいたのか全く分からなくなる、、、、w。
▽ここにParle-moi de ma mereの動画(ドミンゴ&エシャムではない)と、台詞が。
opera.capriccioso.info
▽DVD付属の解説は遠山純生、メリメの原作と対比して書いているが、能の表現のくだりは言及なし。