三代目圓歌師匠の「替り目」は、途中で自慢の喉が入る。
いかに正義の為とは言えど
身に降る火の粉は
はらわにゃならぬここまでは、柔道一代であるが、ここから、
縞の合羽に三度の笠を
かけて峠をかけて行く
あれは中乗り、あれは中乗り、新三郎と別の歌になってしまう。
この後半部分の「新三郎」が、仲乗り新三と言う、舞台の主役であることがようやく分かった。
仲乗り新三. なかのりしんざ. 股旅物. 木曾路を旅する渡世人で、股旅物のヒーローの一人です。「仲乗り(中乗り)」とは、切り倒した木材を筏にして天竜川を下る仕事