quiverの日記

アニメ、漫画、音楽

らくだ(テレビドラマ版)を見た

正しくは「らくだ」ではなく、放蕩かっぽれ節、山田洋次監督と渥美清、それに沢田雅美若山富三郎奈良岡朋子、さらには柳家小さん、と言う超豪華メンバーによる「らくだの馬」のテレビドラマ版である。
長屋の鼻つまみ者、らくだが死んだと言うので、みんな喜んでいることころへ、弟分と言うやくざ者(若山富三郎)がやってきて弔いを出すから、香典を集めろ、と長屋の連中を脅す。仕方なくお金を集めていると、屑屋の久六(これは本当の落語版)、じゃなかった、大家のドラ息子(渥美清)がやって来たので、大家にも酒や食べ物を出すよういいつける。もし、出さないなら、かんかんのう(これは落語版)、じゃなかった、かっぽれを踊らせるからな、と若山富三郎(やくざ者の弟分)が渥美清(大家の息子)を脅迫する。
ドラマ版は、大家の息子と弟分が酔っぱらって良い心持のまま、深夜に連れ立って焼き場へ行ったまま、翌朝にも戻らず、みんな心配している、と言う設定。落語より面白いかも知れない、、、。

自分の記憶だと、焼き場まで行って、腹の中の黄金を取り出して、と言う、コワい話だったはずだ、と思っていたら、それは「黄金餅」と言う別の話だった。そして、志ん生のギャグが「あじゃらかもくれん、てけれっつのぱあ」だったと思っていたら、何と、それは、お経の文句で、元はまた別の題目「死神」(ロウソクを継ぎ足すのにしくじる話)のだった。そうしてさらに詳しく調べると、あじゃらか、の後には、あじゃらかもくれん、きゅうらいす、てけれっつのぱあ、と続くのであった。

なんと、ネコノヒーのキューライスさんのお名前はそこからだったか!