quiverの日記

アニメ、漫画、音楽

どんどんヘタになって行った

YouTubeを聴いているとそう感じる。「あなたのすべて」(1977年2月)以降の桜田淳子。「2ちゃんねる」でもいくつかそういう考察のスレッドが立っているくらいなので、多くの人がそう感じているのだと思う。ただ、掲示板だとアンチ桜田の人々による、罵詈雑言が多く「ホントの理由」がなかなか見えて来ない。
整理のために自分で想像出来る範囲で、「桜田淳子がヘタになって行った」あるいは「ヘタに見えるようになって行った」理由を書き下して置こう。あくまで可能性ということで。

  1. ヘタになったのでなく,曲が難しくなって行った
    • 悲しい事実だが、昔の曲を歌っても、ヘタになってしまっているのでそういうことではない。
  2. ヘタと言われ続けた結果、曲自体よりも振付等にこだわるようになった
    • レコーディングされたものもヘタであるのでそういうことではない。
  3. 変声期以降、音域が変わって声が出せなくなった
    • 低音域も出ていない動画がいくつかある。低音で詰まっている場面が一番見苦しい。もっとオケと打ち合わせろよ、と言いたくなる。
  4. 統一教会の行事に時間を取られて曲のレッスンが減った
    • 難しい振付は完璧にこなしている。各種の演出・宣伝なども、最後まで手抜きはしていない。
  5. 口パクでない場面が増えたのでヘタさが目立つようになった
    • 彼女なら「口パクはいやです」とか無理に言いそうな、、、。
  6. イメージチェンジを図ろうとして声質を無理矢理変えようとした
    • 確かに自分のモノマネを鼻声でしている。YouTube「秋田支局員」で、サンタモニカの風のサワリをわざと鼻声で歌っている。
  7. 喉の調子など、何かの理由でおかしな声になった
    • 確かに女優に専念する直前(1981年以降)はフツーの唄い方に戻っているような、、、

1〜4はどうも当てはまらないようで、6か7のいずれかではないかと思うのだがどうだろうか。
あまりにヘタに唄っている動画は、今見てもつらいのであるが、賢い桜田淳子のことである、本人が一番つらかっただろう。ここで、ヘタと言うのは音程が外れるか、音域が不足して声が裏返るとか、そういうことだ。一番ひどい時代は、サンタモニカの風からMISS KISS、パーティー・イズ・オーバー、LADYまでの1979年(21才)の頃である。その後、は意外にも復帰というか、直っている。しかしもはや歌手としての人気が戻ることはなかったが。
ちなみに、大ヒットしたのは,一番フツーに唄えている状態、つまり、いわゆるセミロング時代の曲である。その時代は、無理に媚びることもなく、無理におかしな声にしたり振付にこだわることもなく、フツーに唄っている。まさに「立っているだけで天才」と言われた所以だろう。
普通が一番なのだなあ。自分でフツーかどうかなかなかわからないのが人生の難しいところだ。それにヘタでも好きなのだ。