quiverの日記

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ナニワ金融道と「金主」

青木雄二の名作「ナニワ金融道」。主人公でサラ金に勤める若者灰原がいろいろな経験をしながら社会と人生について学んでいく話。記憶に残る話は沢山あるのだが、初めて聞く単語で「金主」と言うのがあった。サラ金の社長が灰原に向かって「そんなことで金主に顔向けできるか?」と怒鳴るシーンがあった。そうなのだ、社長は決してそのサラ金のオーナーではなく、出資者は別に居るのだ。なんだ、金主って株主のことか?と、当時は納得していたのだが、、、、


最近、Newポストセブンで見た記事、
特殊詐欺 「金主」が存在する限り一向に減らないのが現実(2/23(日) 16:00配信)

実際に特殊詐欺で捕まるのは、ごく普通のどこにでもいそうな若者、そしてうだつの上がらなそうな暴力団員や半グレばかりで、結局こうしたどうしようもない属性の人間が手を染めている、と呆れる人も少なくないだろう。
しかし、彼らは犯罪組織の末端中の末端。連中のバックには、あまりに計算高くもっと凶悪で巨大な“金主”という存在がある──。
|(中略)
例えば、今、流行ってるようなタイやらフィリピンから日本に詐欺電話をかける方法。これはあっち(の国)の組織と繋がってなければ無理だし、拠点となる家を借りたり、電話やパソコンなどの道具、かけ子の募集費用や渡航費用、当面の運営費だけ考えても“億”はいる。

これに「出資」するのが金主(きんしゅ)だ。明らかに株主ではない。