quiverの日記

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netgeekの堀江さんの記事

だいぶ前の記事だけれど、netgeekと言うサイトに、ホリエモンの面白い話が載っていた:
堀江貴文が暴露する「孫正義は昔はパチモノを売っていただけだったのによくぞ成り上がった」という話」(2015年10月14日)

ホリエモンこと堀江貴文氏がYouTube番組「ホリエモンチャンネル」にて孫正義氏の来歴について語った。今や携帯電話の会社となったソフトバンク(前身はユニソン・ワールド)は創業時はコンピュータ関連の事業をやっており、当時はきな臭い会社だったという。
動画では西和彦氏の会社が出していた雑誌「アスキー」の話になったとき、ホリエモンが突然ヤバイことを言い出す「あの頃、孫正義ソフトバンクの雑誌って全部パチモノだったんですよ」。
なんだと!?今やユニクロ柳井正氏と国内ナンバーワンを競い合う実力派経営者の孫正義氏がインチキビジネスをしていた!?いや、しかし、いつも結論だけ端的に言ってしまい誤解されることの多いホリエモンのことだからちゃんと話を聞こう。
「最初にアスキーが雑誌を出すわけ。当時は色々なPCの種類があって、各専門誌があるんだよね」
「それを孫さんは後追いでパクリ雑誌みたいなのを出していたんですよ。みんなパチモノだと思ってた。あの頃は」。パクリで商売をしているとはまるで今で言うクソバイラルメディアのような話だ。
ホリエモンの解説によると、アスキーはPCソフトウェアを自分たちでつくっていたので当然PCに詳しかったが、ソフトバンクはメーカーから仕入れて小売店に流す利幅の薄い流通の仕事をこなしているだけにすぎなかった。
それゆえソフトバンクは技術力がなく、誰からも格下の会社としかみられていなかった。それがよくぞ現在の姿にまで成り上がったという話だ。
その後、ソフトバンクキングストンやコムデックスなどを買収し、ことごとく失敗。ただヤフージャパンがうまく行き始めたからかなり助かった。
「ヤフーに投資をしてそれが何兆円に化けたわけですよ。それからボーダフォンを買収してソフトバンクモバイルをつくった」。この頃、孫正義氏はAppleスティーブ・ジョブズとコンタクトをとり、いち早くiPhoneの独占販売権を獲得しようとしていた。あとの活躍っぷりは解説するまでもないだろう。
:(中略)
千里の道も一歩から。今あなたの周りにいる胡散臭い起業家もいつかは見違えるほど世間から賞賛される人物になっているかもしれない。

ちょっと誤解がある。まず当時のアスキー誌は一応、全機種対応の1雑誌である。一応と書いたのはNECの話が主だったから。ここで、パチモン呼ばわりされたソフトバンクは、各機種毎に編集部を個別に立ち上げ、別々の雑誌を創刊した。「機種別対応に別々の雑誌」と言うのが当時は全く新しい手法だった。
堀江さんは1972年生まれなので、ソフトバンクの雑誌が出ていた80年代(Oh!MZとOh!PCは創刊1982)は、その雑誌を読むことはあっても実情までは分からなかったのではないか?
(注:堀江さんを批判しているわけでなく、ホリエモンの話は面白いので、そういう軽口をどんどん書いて欲しいと思っているのだ。)