quiverの日記

アニメ、漫画、音楽

似て非なるもの(メモ)

ウィリアムホールデンは戦場にかける橋(と慕情)、グレゴリーペックはナバロンの要塞(とローマの休日)。
ビクター・フレミングは、おずの魔法使いと風と共に去りぬの映画監督、ビクター・フレンチは、大草原の小さな家エドワードおじさん。
フォーリー軍曹は、愛と青春の旅立ちの良い上官、ハートマン軍曹は、フルメタルジャケット(スタンリーキューブリック監督)の悪い上官。

ちなみに、愛と青春の旅立ちは、原題が慣用句Conduct unbecoming an officer and a gentlemanから来ているのだそうで、Conduct unbecoming は「~にふさわしくない行為」。やっとわかった。
確かに映画の冒頭で、リチャードギアはいろいろやらかす不良なのであるが、日本人には、リチャードギアはカッコ良くて善人と言う予定調和が脳内で完成しているので、「主人公ザックが底辺から這い上がろうとしている」のが全然伝わって来ないのだ。


(後記)2020年7/4記、上記の映画「愛と~」についての解説。鬼軍曹がもう一人、「ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場」の、ハイウェー軍曹。
www.thecinema.jp
この解説は秀逸。