quiverの日記

アニメ、漫画、音楽

間違い探し

うる星やつらTome17, Chapitrer 9 «Course-poursuite sans lendemain» 原作タイトル「明日なき暴走」
イナバの落とした鍵で未来の扉に入ってしまった面々が、いろいろな未来を目の当たりにして、、、

A: C'est pareil! (同じだ)
I: Non, regardez bien! (いいえ、良く見て下さい)
Il'a une moustachs. (彼−面堂−にヒゲがあります)
不明: On s'en va (行くぞ)
不明: Et là, qu'est-ce qui change ?(今度は何が違うのか?)
I: Cette fois-ci sa femme est habillée en noir. (今度は奥方が黒の着物を着ています)
Et le monstre porte une perruque! (そして怪物がカツラを被っています)
A: C'est le jeu des sept erreurs ou quoi ? (これは七つの間違い遊びか、でなければ何だ?)
I: J'y peux rien, moi! (私は関係ありません)。

で、«le jeu des sept erreurs»というのが「間違い探し」なんだと思う。
上で誰の台詞かわからないものがいくつかある。日本語は、男女・身分・年齢・立場で話し方が微妙に異なるので、漫画でも吹き出しがどの登場人物か明示されていなくとも誰の台詞かわかってしまう。おそらく「今度は何が違うのか?」のセリフは「今度は何が違うっちゃ?」でラムのセリフだと思われる。フランス語に翻訳する人はさぞ、大変だったろう。もちろん、仏人読者も。
そう言えば、国語の教科書で「金色夜叉」が引用されていてダイヤモンドを見た数人の台詞から、どういう立場の人物かわかってしまう、という例があったのを思い出す。